ギターが全く楽しくありません。
と言う質問がありました。
原因と対処方法を解説していきますね。
Question
ギターが全く楽しくありません。
その理由は上手くならないからです。
独学で1年ほど練習してきたのですが、
また、満足に一曲すら通して弾けません。
恐らく、間違った練習をしているからだと思います。
どうやったら楽しく弾ける様になりますか?
Answer
1日にどれくらい練習しているのか分かりませんが。
1年位で一曲通して弾ける様になれるほどギターは簡単ではありません。
もっともっと時間がかかります。
しかし、
ギターは上手くなればなる程、楽しくなるものなのでご安心を。
そして、
上手くなればなるほど課題が見つかる楽器ですので、
絶え間なく練習してください。
まずは、
ギターを練習するにあたって、
どんな心構えが必要かお伝えしますので、
参考にしてください。
ギターを練習する人の心構え
ギターを練習する心構え①
「プロと同じ事が簡単に出来る様になれると思わない」事です。
プロの人は、
何年も何年も独自に練習して上手になっています。
それを「1年や2年の練習期間で再現しよう」なんて無理です。
プロと同じ事ができる様になるには、
本当に簡単な物でも3年以上はかかると考えてください。
しかも、毎日6時間以上、睡眠時間を削って練習した人だけが、
3年で簡単な物をようやく再現できる様になれます。
ギターを練習する心構え②
あなたが聞いている楽しい曲やカッコいい曲は、
ギターで再現するには間違いなく難しいと思ってください。
断言しますが、
まず、1年位の経験年数ではコードもまともに弾けない状態でしょうし、
早弾きなんて絶対にできません。
もちろん、人前でギターソロなんて弾ける程、上手にはなっていません。
だからと言って才能が無いと考えないでください。
今、現役で活躍しているプロのギタリストにも、
そんな時期は必ずありました。
だから、諦めないでください。
ギターを練習する心構え③
ギターで楽しい事をいっぱい行って、
「出来る」体験を多く獲てください。
例えば、
「簡単そうなギターフレーズのみをいっぱいコピーして練習する。」です。
自分に出来そうなギターフレーズのみで良いです。
好きなアーティストやバンドのTAB譜を購入してきて、
やれそうなフレーズのみをコピーして覚えてください。
この後で練習方法はお伝えしますが、
「簡単な事で良いので出来る事を増やす事が大切」なのです。
簡単そうな事でも実際にやってみると難しかったりします。
その難しさを克服して、身に付ける事で、
ギターで出来る事が増えて、徐々に上手くなっていきます。
今現在、ギターでメシを食えてる人は、
何年も何十年も練習し続けてきて、
ギターが上手くなって人前でギターを弾いている人達です。
ギターの経験がたった1年程度の人に真似が出来るハズがありません。
「プロが弾いているフレーズと同じ事を同じようにやる」と言うのは無理だと思ってください。
それでは、
ここからは、
どうやったら、ギター歴の少ない人が楽しくなるのか?
を解説していきますので、
参考にしてください。
ギター歴の少ない人がギターが楽しくなる練習方法
①簡単なフレーズをコピーする
②とにかくイッパイコピーする
③スリーコードロックロールを練習する
④クロマティックとスケールを練習する
⑤教本を読みながら練習する
以上になります。
一個一個簡単に解説していきますね。
①簡単なフレーズをコピーする
「プロと同じ事をやろうとしても出来ません」と解説しましたが、
簡単なフレーズで短かったらコピーできます。
そんなフレーズをコピーして楽しんでください。
ここを楽しめないと、先に進めませんし、
上手くなれません。
②とにかくイッパイコピーする
①をいっぱい行ってください。
多くの短いフレーズをコピーする事で、
徐々に出来る事が多くなっていきます。
出来る事が多くなっていくと、自分が上手くなって行っている気になっていきますので、
とにかくいっぱいコピーしてください。
ここが上達の一番の秘訣です。
③スリーコードロックロールを練習する
スリーコートロックンロールとは、
3つのコードしか使っていないロック曲の事です。
曲をそのままコピーするのではなく、
ダウンストロークのみで良いので、
コードで曲を追ってギターで弾いてください。
ダウンストロークのみで一曲通して弾けるだけでも、
非常に楽しいですよ。
楽しくなったら歌っても良いです。
こういった「こんな事で?」と言う練習方法が初心者でも熟練者でも楽しめるのがギターと言うものです。
④クロマティックとスケールを練習する
クロマティックとは、
運指の練習の事です。
後ほど解説しますが、
私のやっていたクロマティックの進化版で練習すると、
多くの指の動きを練習する事ができるので有効です。
ギターソロを弾くには必須になりますので、
初心者のうちは必ず行ってください。
⑤教本を読みながら練習する
「ギター教本」と言う感じの本当に初心者が勉強する様な教本を、
必ず買って勉強してください。
必ず基本を本で良いので勉強して、
自分がやっている事が正しいのかを分かってください。
正しい事をやっている事を認識する事で、
練習方法に疑いを抱かなくなってきますので、
かなり有効です。
いかがだったでしょう。
恐らく、
聞いたことも無いやり方だったと思います。
この方法は、
私が実際に初心者の時からずーーーっと行ってきた練習方法です。
この5つの練習方法を詳しく解説しておきましたのでコチラ(当サイト内)を参考にしてください。
ギターは始めるには非常にハードルの低い楽器です。
しかし、非常に奥が深く、
やってるうちにどんどん課題が見つかるのもギターの楽しい部分です。
せっかくギターと言う楽器を体験することが出来てるんですから、
「◯◯さんギター上手いね!」っと言われるまでやってみませんか?
これだけ積み重ねの必要な物って、
本当に少ないです。
しかし、
積み重ねて上手になった時に得られるものが大きいのもギターなんです。
是非、上手くなって、楽しいギターライフを獲得してください。
ギターはどのくらいで上手くなるの?
私の体感を話しすると、
約3年間くらいはみっちり練習しましょう。
私が中学2年生の時に初めて、
ようやく「人前で弾ける様になった」のは、
高校2年生位です。
その間、
いっぱいコピーしましたし、
いっぱい練習しました。
プロのギタリストが1日8時間練習していると言えば、毎日の様に8時間近く練習しましたし、
どんな練習方法が良いのか?って仕入れてきたら、それを黙々とやってました。
高校生の時の生活は、
・バイトに行っているか、
・ギターを弾いているか、
・バンドの練習をしているか、
・友達とギター談義しているか、
こんな生活です。
ここまでやって、睡眠時間を削って、
ようやく3年で人前でギターを弾けるかなぁ?ってレベルです。
この頃になってくると、
耳コピーもだいぶ出来る様になっていて、
聞いただけでコードはだいたい分かりました。
こうなると、
テレビでバックで流れている曲を即興でコピーしたりもしてました。
しかし、
ここまでやったら、学校の同級生と比べても、
誰にも負けませんでした。
ギター歴4年位に達した時には、
人が出来ないテクニックなども出来る様になっていましたし、
他校の生徒からバンドもお誘いもありました。
本気で練習すると言う事は、そう言う事だと思います。
最後に
どんなに上手い人でも、
必ず初心者時代はあります。
しかし、
その経験がないと上手にはなりませんし、
「上手だよね」と褒められる事もありません。
つまり、
今、上手く弾けないと言う事は、
あくまで通過点で、
必ず上手くなれますし、
ギターが楽しくなります。
諦めずに練習を続けてくださいね。
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